千葉県豪雨で思い出す7年前

東から上陸した台風に伴う8月13日の豪雨被害は凄まじいですね。
私自身は、鉄筋コンクリートマンション住まいで、全居室二重サッシのため、強風も豪雨も感じることなくこれまで過ごしてきました。
今回は朝になって、深夜に停電があったんだな、と思ったくらいでしたが、前夜はスマホへの緊急速報がうるさいくらいに繰り返されました。
そもそも私の住む地域は、水捌けのよい少し高台にあるため、路面や地面が冠水したのをこれまで見たことがありませんでした。
ところが、翌8月14日にちょっと買い物に行こうと車で数キロ走ると、車がいたる所で乗り捨てられてました。
片道5キロを往復しただけですが、10台以上の車が座礁し往生していました。
中には、幹線道路の片側車線を塞いでしまった車や路肩の塀にぶつかった状態で乗り捨てられた車までありました。
あまりに数が多すぎるのか?お盆ためJAFも手薄なのか?、路上に放置された車は15日になってもいたる所で見られました。



こんな場面は初めて目にしました。
豪雨の凄まじさを改めて感じるものでした。

今回の台風豪雨被害を見て、2019年9月の台風19号による千葉県暴風雨被害を思い出しました。
当時の暴風雨もすさまじく、当時私の職場の敷地内にあった大きな看板が外れて数十メートルも飛んでしまっていたり、フェンスが軒並み倒れてしまったりして、業者に連絡して素早い対応を依頼したのを覚えています。
千葉県市原市では、ゴルフ練習場のネットを支える大きな鉄柱が倒れ、複数の隣家が破壊されるという事故も発生しました。
この事故では、当初、ゴルフ練習場側の弁護士による横柄な対応や人を食ったような補償話もあり、練習場側と被災住民側で対立が生じたことで全国的にも注目されることになりました。
倒れた鉄柱の撤去の話すらまとまらない中、救世主が現れました。
東京都江戸川区の解体業者フジムラです。
フジムラは、無償で撤去することを申し出てきたのです。
工期は2~3か月で費用は5,000万円と当時聞いていました。
実は私は、代表の藤村さん(私より少し年下)をよく知っており、代表の弟さんやその奥さん、娘さんとも面識がありました。
藤村さんは、縁も所縁もない市原市の被災現場の修復に名乗りを上げたのは、多少の功名心はあったとは思いますが、基本的に純粋な心意気であって、一般人には中々出来ることではありません。
しかし世間の認識は酷いもので、私がある葬儀に参列し、その通夜振舞いの席でたまたま同席した市長(ある市区町村の首長)が目の前で、「あの人はゴルフ練習場関係者の親族だと聞いている」などと言ってました。
私はその場で、「それは全く違いますよ」と噂話を否定しておきましたが、後日その話を藤村さんに話すとたいそう喜んでいらっしゃいました。
最終的に、ゴルフ練習場は閉鎖し、その土地を売却して近隣住民への補償に当てたそうです。
この被災現場を巡って、粋な計らいで被災地を助けた功労者、被災者を愚弄した横柄な弁護士、噂話で真相すら見抜けない首長と、色々な人がいましたがそれも世間の縮図のようで、色々と考えさせられたのを思い出します。
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