ADHD状態だった私の高校時代
高校時代の私は自転車通学をしていた
片道40分程度で、アップダウンのあるアスファルトの道路をブリジストンのロードマンで雨風に関わらず通っていた
ロードマンは昔流行ったドロップハンドルのスポーティなサイクリング自転車だ
その頃の私は多分ADHD状態だったと思う
ADHD 注意欠如多動性障害
当時そんな言葉は無かった
今は、医学が進歩し、社会的な理解も進み、自他ともに冷静な目で見る空気が醸成されてきており、自分を極端に追い詰めてしまうことに対して一定のバリアが作られているような気がする
逆噴射で事故を起こした片桐機長の「心身症」という言葉が世に出たのもこの頃ではなかったか?
私の場合こんなことがあった
朝の通学時に自転車に乗りながら坂道を下り、注意散漫な状態で自転車は徐々に左ガードレールに近付き、一番スピードに乗ったところでガードレールに接触
そのまま自転車とともにガードレールを飛び越えて、道路わきの崖に転落したことがある
幸い大きな怪我はなかったが、学生ズボンや白ワイシャツはボロボロになり汚れ、それでも自転車を抱えて自力で崖を登り道路に戻り、跳ばされた通学かばんを見つけて荷台に固定し、変な回転音を鳴らし始めた自転車に乗って再び学校へ向かった
当然遅刻となったが、始業時間をとっくに過ぎた頃にボロボロの体でやって来た私を見つけた副担任の数学教師は「おい!どうした?」と声をかけて来ただけで無関心に適当にやり過ごされた
またこんなこともあった
今度は帰り道、普通に自転車に乗っていたのだが、左の木立から大きな太い枝が道路にはみ出ているのに気付かず、そのまま顔面から衝突し激しく転んでしまった
普通に前を見ていれば目に入るはずなのだが、周りが見えない、注意散漫な精神状態が起こした事故だった
子供時代から自分の中で焦燥感や強迫観念的なものが強く、一方で真面目な性格だったので、何か歯車が狂い始めると自分でも修正できなくなる、そういう状況だった
高校での生活も、人間関係も上手くいってなかったし、学業もけして良くはなかった
なんと辛い高校生活だったろう
しかし、どんどん空回りをして「本来あるべき自分」からかけ離れて行ってしまうのだった
誰でも辛い思い出、思い出したくないこと、忘れてしまいたいこと、公にはしたくないこと等いっぱいあるはずだ
しかし、このブログは過去を整理し決別するために書いてるので、書ける範囲で書いていきたい