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少年時代の思い出(5)悪友

小学4年になると悪友ができた


実は、担任の先生には「あいつはワルだから付き合うのをやめた方が良い」と散々言われていたのだが、なぜか一時よく遊んだ
昔の先生は率直にモノを言う人が多かった


この悪友は万引き癖があってよく私を誘ってきたものだ
プラモ屋などの店に入ると、悪友は人差し指を鍵型にして「いまからやるぞ」と合図してくるのだった


プラモデルの箱から中身を出して他の箱に無理やり入れて2個入ったプラモデルの箱を持って精算するのだ


ある時、店主に見つかって説教され「先生の名前を言え!」と聞かれると悪友は「〇〇先生」と流れるように聞いたことも無い名前を口に出した


さすが悪い奴はやることも言うことも徹底してると思ったものだ


悪友の瞬時の出まかせとしおらしい我々の態度を見て反省してると思ったのか店主は無罪放免にしてくれたが、このとき私はとんでもないことに付き合ってしまったと強く後悔して反省した


ある夏祭りの日の夜、この悪友に誘われて、通っていた小学校の理科実験室に侵入したことがある


昔は家も学校も大らかなのか戸締りが徹底してなかった気がする
それにシンと静まり返った校舎は何とも薄気味悪く、それ故興味をそそられた
(これって多分昼間の喧噪との対比がそうさせるんだよね)


悪友は実験器具(アルコールランプやフラスコなど)を物色して盗んでいたが、私はさすがに侵入だけにした


また、近所の建築中の家の開いていた裏側の窓から中に忍び込んで、中を徘徊したりとまさにやりたい放題


50年も前の話だが、この場で改めて謝罪いたします
申し訳ありませんでしたm(__)m


冬休みに、この悪友が私の自宅に遊びに来たことがある


どういう脈絡だったかは覚えていないが、私が貯金箱に入れておいたお年玉の千円札をこの悪友に見せた後で、私が何かの用事でその場を離れて戻ると、この悪友が何だか不自然にソワソワしている


そして「用事が出来た」とかなんとか言ってさっさと帰って行ったのだが、そのあと私が自分の貯金箱を見ると蓋がきちんと閉まってないのでよく見ると私の千円札が盗られていた

これには大変驚いた
誰彼構わず、相手のものを盗む 悪 友 


その後一切の付き合いを辞めたのは言うまでもない




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