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母の葬儀に現れなかった兄(2)甥との会話

兄の長男に電話を入れてみた
すると兄(本人の父)に対する辛辣な非難が炸裂した


子供の頃にこんなことをされたとか、母(兄の妻)に生活費を渡すのを渋るとか、借金をしているとか・・・


言う内容は兄嫁と大体同じで、二人は共同戦線を張っているかのような印象であった


「700万」あるという兄の借金について、なぜそんなに背負ったのか?
女か?酒か?ギャンブルか?と聞いてみると、スマホの課金ゲームじゃないか(実家にはWi-Fiもない)とかパチンコじゃないかとか言うが結局ははっきりとは分からない様子だった


私は強い違和感を持った


着物会社という斜陽産業にいて、気が利かない兄が高給を貰っていたとは考えづらい
兄嫁は元々働いていなくて兄の収入だけで家計を担っていて経済的に厳しかったのではと思う(ならば自分も働けばいいのに)


そんな事情を察してか長男は高卒後自衛隊に入隊したが、二男は音大を卒後も親から仕送りを受けている


たとえ貧乏でも家族が一つになって頑張れば辛い道のりも乗り越えられるではないか?
家族がバラバラに不経済な生活をしながら、嫁は夫の、息子は父の悪口ばかりを垂れ流している
兄嫁は兄に対して実は金の話や金を要求する話ばかりをしてきたのではないか?


兄は休日になると朝家を車で出て夜帰って来ると父が言ってたが、あれはどこかでバイトでもしているのではないかと兄嫁に聞いたところ、そんな甲斐性のある人間ではないと吐き捨てるように答えた


ひょっとして金、金、金!と妻から金の話ばかりされた兄は、無い金を作るために最初はキャッシングで金を用意して送っていたが、そのうち自転車操業になり気づいたら「700万」にまで膨らんでしまったのではないか?


兄嫁に生活費を渡すのを渋っているのではなく生活費を捻出するのも厳しかったのではないか?


私の違和感は、兄嫁も長男も兄の膨大な借金については認識しながら、借金の理由についてはよく分からないと言葉を濁した点にある
あれだけ悪口を言いながら借金の原因についてはよく分からないで済ませるのは無責任ではないのか?


金銭的に兄を追い詰めてたことも兄の借金の一因であると実は薄々知っていたのではないか?


兄が12年も住み付いた実家の部屋の中には贅沢なものや華美なものはなく荷物も最小限のものしかなかった
では、大きな借金の理由は何だったのか?


もちろん「甲斐性のない」兄が身の丈に合わない生活を続けた結果借金を膨らませたのだろうが、ならば必死になって働けばいい
時にはそんな単純なものではなくて頑張っても結果が得られないなんてことも一時的にはあるかもしれないが、頑張りは家族の不和の原因にはなるまい


そして家庭内の会計のことは夫婦の共同責任ではないのか?
その兄が10年以上もタダで実家に住み付いて経済的負担を一切してこなかったその利益を夫婦である兄嫁自身も享受してきたことになるではないか!


その兄は同時に10年以上もの間経済のみならず、肉体的にも精神的にも時間的にも1ミリたりとも負担をしてこなかったではないか!
役立たずの兄がこれまで無作為に過ごすのを両親が寛大に見過ごしてきたことを、その妻は義両親に対して「謝罪」と「感謝」を言うべきではないのか?
「加害者」側の兄嫁が「被害者」ヅラして義両親の文句を言うのは厚かましいにもほどがある、と言えないか?


彼らもこれまで盆や正月にうちの両親の実家にやって来ては一緒に酒を飲んだり寿司を食べたり兄や両親や私と長年過ごしてしてきたが、そんな話を母が死亡した直後に親子で(一応親族だが)部外者の私に言ってくるなんて、この二人もかなりヤバいのではと言う気もする
親子で(兄による)被害者であるかのような言い方で私に訴えて来るが、それは取りも直さず自らの恥部を暴露していることにもならないか?


他方、兄はこの12年間親の実家に寄生し家賃も光熱費も一切負担せず、親の面倒すら見ようともしなかった正真正銘の役立たずである
そしてその負担を免れていた間に借金を減らすどころか(多分増やして)、最後はしてもいない扶養をしてるかのように見せかけるために自分を世帯主にするという偽装までして自己破産を申請したとんでもないクズであり大馬鹿者である(自己破産は認められなかった)


そう言えば、母が倒れる少し前に父が「〇〇(兄の名)が金を要求するオレオレ詐欺のような電話をしてきた」と言ってたが、あれはまさかの兄本人だったのか?(本人は否定している)


おそらく兄はパチンコに没頭し散財してきたんじゃないかと思う


浮世の生活からの逃がれるためか、あるいはひと財産作れるとでも思ったのでにパチンコにのめり込んだのではないか?(無理でしょ!)
休日のたびに外出してたのはそのためだろう
救いがたいバカだと思う


ちなみに私は競輪、競馬のごときはまるで関心も無くチケットの買い方も知らない
パチンコは最後にやったのが20年も前で、たまたま待ち合わせの時間に1時間も早く着いたものだから時間つぶしにやってみたらフィーバーとなって積み重なるパチンコ玉の箱を尻目に待ち合わせ時間が来たので自ら止めてしまったくらいだからのめり込むこともないのだけど、毎朝出勤中に駅前のパチンコ屋の前で順番を待っている人生終わった感のある汚れた感じの人たちを見て不快感をもっていたため、あるいは高校生のときに通学ルートに競輪場があって開催日には昼から酒を飲んでるような赤ら顔のこれも汚れた感じのするオジサンたちが大勢いて、翌日には赤い色鉛筆が大量に転がっていたのを見てきた経験のためなのか、私はどうしてもこの世界が好きになれないのである


この時点で、母の葬儀に誰が来るのか判然としなかった
甥は父(私の兄)に電話しても電話に出ないと言うし、向こうからもかかってこないと言う


そして、母の葬儀の段取りを進める途中に兄からショートメールが届いた
参列を辞退し、供花も遠慮するという短い内容だった


葬儀にも出ない、夫婦仲不和、親子仲不和等すべては貧すれば鈍するなのか


(続く)





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