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将来の年金受給について考えてみた

もう何度も書いてますが、私は49歳1か月で厚生年金を外れて国民年金被保険者となりました


会社を辞めると請求書が届きます
ひとつは住民税の請求、そして国民年金です


収入が無くなり貯蓄も無かった私は、区役所へ行って住民税の減免と国民年金(妻と私2人分)の免除を申請し、住民税は3割程度の減免、国民年金は全額免除が認められて非常に助かりました


しかし固定資産税自動車税のような「モノ」にかかる税金は減免してくれませんでした
当然ですね


※※※
収入も貯蓄もないことを笑うことなかれ
人生行路の荒波にいかに抗ってみせても個人の血尿混じる努力じゃどうにもならないことだってあるのです


程なく、経済生活を立て直した私は免除を受けた国民年金全額追納し、その後は厚生年金に加入することなく現在に至ります



さて、国民年金の被保険者となってしばらくして、将来の年金受給額について漠然と不安を感じるようになりました


サラリーマンキャリアの断絶は厚生年金の受給金額の低下を意味するからです


50歳を過ぎると「年金定期便」が郵送されてきて将来の受給見込額について知ることができますが、厚生年金基金加入企業に在籍していた場合、過去にはその支払い実績が反映されてない場合もあり、将来の受給金額を見て愕然とすることもあるので注意が必要です


年金ネットになってしばらくしてからそのような不具合はなくなったようですが、将来の年金受給額が気になる人は日本年金機構年金ネットをブックマークしてiDeCoNISAと同様に時折ログインして支払い実績や将来の受給見込額を確認するようにしましょう



今から10年ほど前の52歳だった私は、国民年金基金満額加入しました


満額というのは月68,000円(私の場合プランの組み合わせにより実際には67,615円)で、その掛け金はiDeCoと合算で月68,000円が限度額となりますが、国民年金基金の掛け金は全額社会保険料控除、iDeCoの場合は全額小規模企業共済掛金控除という違いはあるものの節税を狙うことができます


結果、65歳から国民年金基金を年36万円受給できる予定です


国民年金基金の強みは長生きリスクに対応できることですが、今思えばiDeCoに満額加入して、65歳からはそれを取り崩しながら公的年金を繰り下げたほうが良かったと思っています
しかし、それは結果論で10年前にはそうした発想もありませんでした


また、60歳の誕生日の1日前に区役所で付加年金を含む国民年金任意加入をして若い時の未納20か月分の支払い手続きをしてつい先日完納となりました
(年金、雇用保険等は法律上誕生日の1日前に1歳齢を重ねます)



さて、65歳からの年金受給予定(年額)は、
老齢基礎年金    820,200円
(年金ネットから)
老齢厚生年金 1,016,013円(年金ネットから)
国民年金基金    363,000円(80歳から321,400円に減額)
10年確定個人年金 650,000円(弱小保険会社だったため全く増えていない)



全部65歳から貰えば合計で2,849,213円となりますが、今のところ老齢基礎年金老齢厚生年金を2年程度繰り下げて67歳からの受給とすることで、1,836,213円/年→2,144,696円とするつもりです
(妻は6か月年上のため加給年金について考慮する必要はありません)


繰り下げるのは、会社員キャリアの断絶で払えなかった厚生年金を支払い続けていた場合の想定額にしたいという思惑からです(公務員等に比べるとまだ少ないと思いますが)


繰り下げた2年間は国民年金基金個人年金合わせて1,013,000円だけとなりますが、それで良いと思っています
国民年金基金個人年金にも繰り下げという概念はありますが話にならないレベルです)


67歳まで繰り下げた場合、受給を始めて12年で元を取りますから67歳+12年=79歳となります
平均まで生きれば良いのかなと



ちなみに60歳を過ぎても契約社員(厚生年金)を続ける妻の将来の受給見込額は、年1,253,830円です


企業年金や個人年金等はありませんが、私が支出して今も積み立てているiDeCoが200万近くありますので退職金として渡そうかと思っています
(いつまで働くかは本人次第ですが私はどちらでもいいと伝えてあります)


ところで今も健在の実父(今年95歳)の公的年金は年330万(企業年金含む)ですから、私と妻の二人がかりでようやく同じ金額です
(父は60歳受給可のところ働きながら繰り下げて受給しました)



年金は将来の生活の糧ですからしっかりチェックしますが、寿命が分からない以上いつから受給するかを損得計算だけで考えるのは不適当な気がします


ただ、若いうちから金融リテラシーを身につけて将来に備えるのは大切で、私の場合夫婦合わせての金額が金融庁のモデルケースよりも少し多かったのには安心しました


このブログを若い方が見るケースは少ないと思いますが、私の経験で言うと、50歳くらいからでも将来に備えることも、経済的により豊かさを求めることも十分に可能だということをお伝えしたい


※気になる将来の年金受給や経済生活について少しでもお役に立てればと詳細に記載しました


繰り上げ、繰り下げのメリットやデメリット、年金を増やすテクニック、もしくは悪手についてはいずれまた書いてみたいと思います

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