夫がリタイアして自宅にいたら邪魔なのか?
私のことではありません
世間一般に、「退職した夫がずっと自宅にいて鬱陶しい」みたいな妻の意見があって私的に違和感があるのです
家庭内の事情はそれぞれ、数十年の夫婦関係を経ての環境変化はいろいろな感情が出てくるのは理解します
ただ、リタイアした夫が再就職をしなかった場合、夫の側も観察眼が時とともに磨かれます
妻側の負の感情はブーメランとなることがありますのでご注意を・・・
先日、住んでいるマンションの管理会社の支店長と夕食に行ってきました
経緯については省きますが、報告があるということだったので駅前で待ち合わせをして行きつけの寿司屋へ招いたのです
カウンターに座り互いにざっくばらんな話をしましたが、リタイアして2年半日々ゆったり過ごしているという私の話に、「奥さんが嫌がりませんか?」と反応してきたことに私は衝撃を受けたのです
今までそんな空気を感じたこともなければ、言われたことも無かったので、すぐさま「そういうステレオタイプの考えは良くないよ」と返しました
言った本人はバツイチの58歳で二人の子を育ててきた苦労人なので、一般論で言ったのだろうと想像しますが、言われた私としてはあまり気分の良い言葉ではありませんでした
私は59歳1か月でリタイアしましたが、それまでの職業人生は、今では労働基準監督署に指導される程のハードな仕事でした
長時間、ノルマ、パワハラなんて日常茶飯事
(こうした労働環境を肯定しているわけではありません)
週休二日なんて経験したこともありません
土祝はほぼ出勤、日曜も出ること多数、仕事が面白いと感じることも多かったけど、会社に翻弄される職業人生でした
49歳1か月で会社に見切りを付けた後も仕事中心の生活で、盆も正月も仕事をしてましたし100連勤なんて当たり前
その間、妻娘旅行(私は行ったことがありませんが屋久島、伊勢、黒部峡谷その他多数)の旅行費用を出してあげたり、頻繁に外食に連れて行ったり、車を買ってやったり(妻と娘に1台ずつ)しています
そうしてようやくリタイアしたと思ったら家庭内で白い目で見られた、なんてことだったらあまりに悲しいものがありますね
私の妻は同い年の62歳ですがまだ契約社員で働いていて、同じ職場はもう10年になります
居心地も良いようで有給休暇もある程度自由にしっかりと取得できています
年収は税込みで250万程度ですが私は妻の稼ぎに手を付けたことはありません
妻名義の保険、税金も含めて生活費は今も私がすべて出しており、別途食費として毎月5万円を現金で渡しています
(妻がいつまで働くつもりか分かりませんが、辞めたら毎月15万渡すと伝えてあります)
また毎週末はエルを連れて近場に一緒に出掛けているし、毎月1回は1泊旅行も行ってるし、外食に行くこともしょっちゅうです
経済がすべてではないと分かっていますが、最低限やるべきことはしているつもりです
ただ長年一緒に住んでいても波長やペースというのはあるでしょうから感情論としては分かります
しかしそれは実はお互いさまということなのだと思います
何故なら私にも妻の〇〇なところが好きになれない、というのがありますから