2024年8月末の金融資産状況
株式市場激動の8月が終わりましたが、元々8月は大きな変動が発生しやすいイメージがありますね
暴落があっても知らんぷりすれば良いのですが、長期投資と違って他者を出し抜いて儲けを狙うタイミング投資だとストレスが半端ない
特に日本株は無為の30年を背負ってますから「またか?」もしくは「まさか?」というネガティブな感情が入ってくるのが厄介です
ただ最近の傾向として大きな下落の後の反発も以前に比べてよりスピーディーになってきたと感じます
1929年のグレートデプレションや2008年のリーマンショックのような長期低迷は今後はないかも知れません
暴落はチャンスと多くの投資家が知ってしまっているからです
思えば、コロナショック時に私は嬉々として買い向かいましたが、当時はリスク資産のウェートが少なかったのが幸いしたと考えています
何故なら、リスク資産のウェートが増えると、例えば今回の日本版ブラックマンデーで積極的に買い向かうのは心理的にどうしても抵抗が出てしまうからです
そういう意味で、フルインベストメントなんて論外、自分のリスク許容度を考えて投資をしましょう
資産状況
先月に続き金融資産は減少しています
株式現物 ▲10,430,216円(前月比)※主に日本株中心
投資信託 ▲1,043,911円(前月比)※オルカン、S&P500等
安全資産 +2,993,595円(前月比)※現金、日本国債等
金融資産合計 前月末比 ▲8,480,532円
前年末比 +27,139,330円
リタイア後 +71,733,558円
株式現物、投信、安全資産それぞれの増減を記載してますが、暴落時に100万単位で処分したり買い足したりしているため、市場の変動要因というよりただの参考値です
ポイントは金融資産合計が増加しているか減少しているかです
増減表示を「額」か「率」かという議論は些末な話で、個人的には「額」で表現したほうが伝わりやすいように思います
尚、金額を明示すること自体に「品」があるとかないとかというのも意味のない話だと思っています
労働収入がない中、普通に消費生活をしていています
8月末金融資産の前月末比は848万円減少となっていますが、そのすべてが市場の変動によるものではなく、40~50万は消費によるものです
個別株は、日本ハム、サイゼリヤ、テンアライド、すかいらーくHD、スカラ、SUMCOを処分
食品株はすべてそれなりの利益となりました
優待にあまり魅力を感じなかったし売ることそのものは既定路線でした
スカラは損切(大した額ではありません)、SUMCOはとんとんで処分
投信はJリートと国内債券を処分
Jリートはその高配当を言う人も多くいますが基準価格がとにかく上がらない
国内債券も同様
見込みがないと判断し全て処分しました
現在、個別株を34銘柄、ETFを4銘柄、投資信託を14ファンド保有
ETFと投資信託はすべてパッシブ運用です
NISAの成長投資枠は8月半ばまでにオルカンで全て埋めました
つみたて投資枠は毎月1日クレカで10万円設定し買い付けてます
年初にまとめて買って残りの11か月を100円ずつ買う設定の仕方は知ってますが面倒なので地味に毎月10万円買ってます
収支
圧倒的に外食の支出が大きい
旅行と外食で毎月20~30万くらい支出していると思いますが、細かい計算はしていません
前述のような全体の増減をしっかり把握するようにしています
今日9月2日に花王(600株)から36,337円、INPEX(900株)から30,839円の入金がありました
現在保有する株式配当は税込み年294万の予定です
市況
日本の構造的な貿易赤字が続いている現状では大きく円高ドル安に振れることは当面難しく、日米金利差縮小と購買力平価理論を加味しても、向こう1年間の為替水準は130円~145円程度になるのではないか?
すなわち日本のインフレがもっと進行する可能性はあるでしょう
現状為替に連動して日本の株価が動いているが、将来は「円高でも日本株高」を期待をもって予想したい
総括
相場も人生もピークを基準にすることなかれ
毎月資産が増えていると、未来永劫それが続くものと勘違いを起こします
私の30代の会社員人生はまさに昇龍でした
そうした状況が40歳になっても50歳になってもずっと続くものだと私は考えていました
しかし、人生は上り坂もあれば下り坂もあり、ときには良くも悪くも「まさか」もあります
株式市場も何だか似てますね
ただ人生の低迷期には、逃げることのできないときもあるでしょうが、株式市場の場合は鈍感力をもってほったらかせば良いだけなので、人生行路に比べればまだ楽です
金融資産は7月5日頃のピークに比べれば2,000万ほど減ってますが、昨年末に比べれば想定以上に増えているのは有難い話です
ちなみに私はこれまで贈与、相続、当選のような完全他力で自己の資産が増えたという経験はありません
小便に血が混じるような自助努力と運によって現在に至ったと認識しています