政局に突入
自民党執行部は裏金問題を払拭しようと、選挙において裏金議員に厳格な対応をしましたが信頼回復には程遠い結果となりました
選挙戦中に森山幹事長主導で非公認候補に対して助成金2000万円を送金したと報道されましたが、この二律背反した自民党の姿勢に多くの国民が不信感をより強く募らせたのではないでしょうか?
結果、与党は過半数を大きく割り込みました
28日の記者会見で石破首相は続投の意思を表明しましたが、まずは首班指名選挙を乗り切らなければなりません
今後水面下での動きが活発化するのでしょうが、今の自民党には野党議員を一本釣りできるような寝業師は存在せず結局は少数与党として困難な政権運営をしていかざるを得ない
野党側には小沢氏のような政局好きの人がいますが、今の野党にはれいわや参政党のような極端なイロモノも多いため、まとめていくのは容易ではありません
したがって現在のところ、どんなに「剛腕」を唸らせても政権交代に至る可能性はほぼありません
また票を減らした維新に自民党から声がかかる可能性は今のところ低く、報道されている通り国民民主党との協力を進めていくのでしょう
しかし、玉木代表は連立を否定しておりポストに固執しないとも言っているので、結局は閣外協力という形で政策の実現を目指していくことになるのでしょう
この点に関して、玉木代表は非常に原理主義的で政治センスが乏しいのではないかと私は考えています
自らの政策実現を図るのであれば連立を組み政策をすり合わせるべきなのです
一方、石破氏は若い頃政局にも慣れ、総裁選で負け戦にも慣れているので、今後国会運営に苦労しようと、支持率がどんなに低くなろうとしばらくはダラダラとした政権運営を続けるのでしょうが、こういう内閣が日本にとって良いはずがありません
さて石破内閣は来年の参院選まで持つでしょうか