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貴金属バブル終焉か?/ゴールドとプラチナ

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NY市場の金価格が暴落しました


1月30日のNY商品取引所(COMEX)の金先物相場は、利益確定売り等が殺到し、中心限月4月物清算値は前日比609.7ドル(11.39%)安の1オンス4,745.1ドルとなり2週間ぶりの安値をつけました


このところの上昇はペースがあまりにも速く、危うささえ感じていたところの下落ですからさもありなん、と言ったところでしょうか



私は、金をポートフォーリオには組み入れておらず、いや厳密に言えばウェルスナビのポートフォーリオに1割程度組み込まれているだけで、積極的な運用はしていません


理由は、20~30年前の価格、1オンス400ドル程度で推移していたころを知っており、当時の円建て先物価格は1グラム1,200~1,300円程度でしたが、極めて投機的であったと同時に、詐欺や詐欺的手口の手段として使われることが多かったためです


投機的だったというのは、例えばソ連のアフガン侵攻時に「有事の金」として東京市場は朝からストップ高をつけるも、午後には「出たら仕舞い」でストップ安になるなどあまりに値動きが激しかったのです


有事のニュースで朝一買い注文を入れ、ストップ高だけど何とか注文が通った!と安堵していたら、引けには足が出ていてW追証が必要になったなんて洒落にもなりません


昔は、金の現物取引は豊田商事なる詐欺会社の騙しの手口に使われたし、金の先物取引で純増システムという向かい玉を使ったやらずボッタくりのヤクザな手法で顧客から巻き上げたお金で私腹を肥やした商品取引会社もありました




「世界中の金を集めてもオリンピックプール1杯分しかないのです、だから希少なのです」なんて営業トークも聞き飽きましたが、かつては1グラム1,000円割れもしていた国内金価格も今や20,000円を大きく超えてしまいました


金価格が上がってきた理由は諸説ありますが、米ドルの信認が薄れてきたからなんて話は昔からあったし、有事の金という地政学リスクなんて21世紀の世界ではとってつけた言い訳で通用しないと個人的には考えてます


私的には、(1)インフレ連動、(2)中国による買い付け、この二つが大きいのだろうと考えています


特に、(2)の覇権を狙う中国による買い付けが、将来何らかの理由でストップし、逆に放出という事態になれば行き過ぎた価格が暴落することもあり得るのではないかと考えます


一国の事情でファンダメンタルズが激変してしまうのであれば、これを資産運用の軸にするなんてことはとてもできません



もう一つの懸念点をあげれば、本来、白金は金よりも希少価値が高いことで知られており、歴史的に金よりも高価格なのが白金のステイタスでした


そのため、その価格差によって金と白金のストラドル取引(≒サヤ取り)という取引手法まであったものです


すなわち、価格差が小さいときは白金を買って金を売り、逆に価格差が大きいときは白金を売って金を買うの手法ですが、昨今のように金価格が白金価格を大きく上回ってしまってはこの理論は通用しません


それくらいに昨今の金価格の高騰は異常だと言えると思います


(参考)

1月30日時点の価格(田中貴金属工業発表)

金  28,367円

白金 13,644円


そういう意味で言うと、今後上昇が期待できるのは、相対的に高すぎると言える金価格ではなくて白金のほうだと思うし、下落する場合も白金価格はタイトに保たれるのではないかという気がします


では今後、私が金を資産運用に加えるかと言われれば、数万から数十万円程度で東京市場のETFを買うことはあるかも知れませんが、あくまでインフレ世界での値動きチェックのためで、それ以上の手出しはしないでしょうね

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