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高齢の親を持つ人が絶対やるべきこと

高齢の親を持つ人が親の生前に何よりもしておいたほうが良いことがある
銀行、証券、保険等金融資産(口座情報)の把握をすることだ


私は、母親が認知症になってしばらくしてから(母が82~83歳、父が90歳前)、両親の金融資産を把握すべく動き始めた


元々両親の家計は母が担っていて、以前母が土佐犬咬傷事件(改めて書く)で長期の入院を余儀なくされたときは父は通帳や印鑑の場所すら知らず、私が当面の生活費を父に渡したくらいだった
このとき兄は既に実家に寄生していたがもちろん全く無関心で自分だけを見つめて生きていた)


母の認知症が進行し金銭管理ができなくなってから父が通帳や印鑑を管理するようになったのだが、果たして今父が持っている通帳が全てかどうかも分からない
何十年も母親任せでやってきたのだから、どこに口座があって、どんな保険を契約しているかなんてさっぱり分かってないのだ


2人の生活は父の年金(年額315万程度)で賄っていたので、母の年金(年額85万程度)は「全く手つかずで残っているはずだ」などと父は言っていた


父の年金が315万とは意外に多いのは、一般に年金が多いと言われる年代だし、60歳で会社を退職後しばらくは会社の仕事を請け負いながら収入を得て厚生年金を繰り下げたためだ
更に企業年金が終身で年額30万以上もあり我々の年代からすると羨ましい限りだ


母の国民年金が満額というのもたいしたモノだ
国民皆保険になる前から未納なしで若い時の厚生年金も含めて年額85万


子を持つ親は年老いて介護で共倒れなんてことのよう年金だけはきちんと払っておこう


さて、私は周辺の銀行等に父母の取引口座がないかどうかを当たり始めた(あるかないかの現存確認
例え息子でも昨今の金融機関は個人情報に厳しいので、父母を同伴のうえ、印鑑や健康保険証(母は免許証は不所持)、委任状や親子関係の分かる戸籍等必要な書類を揃えつつ預金、証券、保険等の現存確認をしたのだ


結果、父母名義の取引先の口座情報等をすべて把握することができた
金融機関はそれぞれが1~2行取引をするだけで保険加入はあったが証券はなし


ついでに父が80代で加入していた医療保険を解約(担当者が不貞腐れた様子で確認電話を寄越したが、身勝手な保険営業に付き合う気も無駄金もないので解約してよかった)


問題は母名義で加入していた簡易保険が3つもあったのだが、うち2つは母が認知症をすでに発症していたにもかかわらず簡保のスタッフが強引に締結したもので本部にクレームを入れておいた
後のひとつは途中解約が不利になる可能性があったため母の死亡を持って終了となった


父は年金から所得税・住民税が源泉されていたが後期高齢医療介護保険は口座振替だったため所得控除の対象から外れ毎年余分に多くの税金を納めていたので、私が父のマイナンバーカードで過去5年分を修正申告をしてあげたら40万円以上も父の口座に返ってきた
(修正申告は過去5年まで遡れるがそれ以前は時効となる、したがって約20年分250万程度を還付し損ねたことになる)


ちなみに、今は父名義の銀行通帳をたまに記帳しその入出金と残高をすべて把握しているが、別に財産を残す必要もなく使い切って構わないと伝えてある


父は今年94歳になるが自立して生活しており、要支援1を取得はしたが実際には年齢の割には健康体である
妻と二人で毎週末父のところに顔を出してる
本人も老人ホームへの入所を口にしたが、ケアマネの勧めでデイサービスを見学に行くも全く面白くなかったようで、現時点老人ホームに入っても退屈するだけだろうと思われるのだ

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