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JRは「カスハラ」対策をするというが

JR東日本がカスハラ対策を打ち出しました
毎日多くの方が利用するのですから様々なシチュエーションがあるでしょう
それはそれで結構なことだとは思います



私は、都心に通勤していたときのある時期からグリーン定期で乗車していました


滅多にトラブルめいたこともなかったのですが、ある朝の通勤時間帯でひとりのオジサンがグリーンアテンダントに大声で文句を言っていて非常に不快な思いをしたことがあります


グリーンだからといって常に空いているとは限らないのですが、普通車両の雑踏を逃れて静かに過ごしたいと考える人が多い中で、大声で威嚇的にグリーンアテンダントに怒鳴り散らす光景が何とも異常であり滑稽でもあったので覚えているのです


最後にこのオジサンは「オレは株主だぞ!」と叫んでいましたが、こんな男を相手にしなくてはならない(おそらく)契約社員のアテンダントさんが気の毒でなりませんでした




一方で、私はJR側の改善点もたくさんあるように思います
今回の「カスハラ対応」を発表した前提に、JRには「自分たちは真っ当にやっているんだ」という少々の思い上がりがあるのではないか?


これまでもJRのお粗末ぶりは何度も目にしてきています


時刻に正確なのは立派なことですが、そもそもそういう前提で営業していて、何らかのエラーで運行に乱れが生じていた場合、その情報を掌握する駅スタッフはホーム内で車両を待つ顧客にもっと積極的に情報を伝えるべきだと思います(実際にはまちまち)


ひと言駅構内で放送すれば済む話なのに、しないのは怠慢と言われても仕方がないでしょう




以前のことですが、私はうっかりグリーン車内に財布を忘れてしまったことがあります
下車後すぐ気付いて駅係員に伝えるも列車は行ってしまった後で、その後迅速な対応も全くない中で、結局財布は出てきませんでした


私に落ち度があったことは認めますが、JR側の無反応ぶりに業を煮やした私は顧客相談室に苦情を申し立てたところ、なんと相談室の女性担当者は開口一番に次のように言ったのです


「確定的に言えることは、私たちは常に最善なことだけを行っているんです」


私は非常に驚きました
企業の顧客相談室のスタッフともあろう人間が自己優先主義で「自分たちは間違ってませんが、要件は何ですか?」という態度なのです


親方日の丸の風習文化がまだ残っているのかも知れませんが、極度に増大した自意識は正常な顧客対応の弊害になっているように思うのは私だけでしょうか?


顧客は「神」だと思いませんが、客商売は客をいい気持にさせて成り立つものだと思います
つまりホスピタリティーですね


今回JRが「カスハラ対策」を打ち出したこと自体には、JRの老朽化した古い文化がまだ残っているのではないか?


最近はホスピタリティーとは程遠い淡白で愛想のないマニュアル人間が増えてきており、利用者側がイラッとする場面も多くなるのではないかという気もします

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