凡人は危うきに近寄るべからず
オンラインカジノに関わったとして著名人の摘発が続いています
個人的にはギャンブルの類には一切関心がないので誘われてもやりませんが、どこまでが「違法」でどこまでが「合法」なのか、その線引きが曖昧なのが問題なのだと思います
世の中には公営ギャンブルなるものも存在していて、競輪、競馬、競艇や更には宝くじなど収益金の一部が国や自治体に上納されています
じゃ、オンラインカジノの何が悪いのか?
国が認めていないからで、またその収益が反社組織に流れる恐れがあるからではないのか?
もっとも外形上は合法であっても、実態はインチキな企業活動(営業)も数多いので、合法、違法にかかわらず一般人は怪しげなものには近付かないほうが良い
特に悪いやつらは人の弱みに付け込んで近付いて来るので用心に越したことはない
それよりも、合法なギャンブルであっても関わってしまった場合ののめり込みリスクのほうが問題のような気がします
以前に「人間の本姓は弱いもの」と言う記事を書きましたが、人間というのは欲望に流され、感情に流され、環境に流され、しがらみや組織に流されるという性を抱えているものです
冒頭、私はギャンブルの類には一切関心がないと書きましたが、実は以前にFX取引で1,000万円もの損失を出したことがあります
当時の茫然自失となった自身の感情は忘れられませんが、この時の反省もあり信用、先物、FX等の投機的取引、借りた金で投資をしたりフルインベストメントなどのようなことは一切しないと決めています
FXのような数学上のゼロサム取引であっても損失リスクが高いと言われるのは、関わる人間の感情のコントロールが難しいということなのでしょう
人間というのは「弱い」もので、頭では分かっていても行動を制御できないことがあり得るのです(いわんや凡人は)
最初に良い思いをすると、それがずっと続くのではないかという錯覚を誰しも起こしてしまいがちで、世の中にポンジスキーム等の詐欺被害が無くならないのは、人間の本姓が本来弱いからで、それを利用した商売が成り立つこと、更にはそれに付け込もうとする悪者が存在するからではないか?
もう20年も前のことですが、たまたま予定が空いたため目の前のパチンコ屋で1,000円入れたらフィーバーになってしまって出玉が数箱になるも、予定時間が来たのでフィーバー中にもかかわらず止めてしまいました
2万数千円にはなったと思いますが、パチンコはそれ以来やってません
私は馬券の買い方すら知らず、今さら競馬や競輪などやる気もありません
その他のギャンブルも今後一生縁がないと思います
通学していた高校の近くに競輪場があって、開催日にはガラの悪そうなオヤジや汚い風体の人たちを見て、翌日には赤色鉛筆や紙くずが大量に捨てられていたのを見てきたので、私にとってはすこぶる印象が悪い
また、朝の通勤時間帯に駅前のパチンコ屋で開店前から並ぶ汚い風情のオッサン、オバサンを見て、とても同じ世界には住みたくないと思っていました
競馬場が綺麗になったとか、だから女性客も多くなったとか言われても多分根底から好きになれないのです
しかし、そんな私でもFXの罠に嵌ってしまったのです
(正直、大きく儲かっている状況で止める機会はいくらでもありました)
人は魔が差すということが誰にでもあるものです
今や、誰でもが持っているスマホによって簡単に参加できるギャンブルもあるし、簡単に課金もできてしまうオンラインゲームもあり、身近なところにのめり込みリスクのある罠があることに注意すべきです
私のひとつ上の実兄のように、(現在再雇用か元々から非正規なのかは知りませんが)収入も大して多くはないだろうに、嫁に金、かね、カネと急かされて、(多分逃げ場として)パチンコにはまり、そしてスマホゲームにはまり、いい歳こいて数百万もの借金を背負い、終いに破産宣告をしようと当時金も払わず12年も住みついた実家で実親を扶養してるかの如く住民票を偽装する工作までしたのに、賭博による借金は破産宣告の対象外という現実に阻まれ、今もそしてこれからも死ぬまで借金の返済に追われ、嫁や息子らからも突き放されるという儚く哀れな人生を送らねばならないという、そんな地獄絵図もあるのです
だから、人間の弱い心に入り込んでは蝕むギャンブル等すべての賭け事に対しては、凡人はそもそも近寄らないのが正しいと思う
やってる本人は気付いてないだろうけど、パチンコに興じている人っていかにも人生の落伍者のように私には見えるのです
身の丈を知って楽しむだけと思っていても泥沼に嵌って無駄金を落としてしまう人も多いのがギャンブルの世界
それでもやるならマネーリテラシーならぬギャンブルリテラシーを身に付けてからにしましょう
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