NEOのゆとりを楽しむ生活

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証券会社時代の事件簿(6)露骨な金銭要求

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部長、副支店長ら3人で夜の繁華街で食事のあと、部長の希望で韓国人パブへ行き、店の女性の不快な対応に腹を立て一人帰宅した私でした


翌日は平日で通常通りの仕事でした




昼を回った頃、(私宛ではなく)副支店長の携帯に、昨夜の帰り際私の腕に触ってきた女性から電話が入りました


私に腕を振り払われて転倒し病院で治療を受けたので治療代を払って欲しい、というものでした


私は後ろ手に振り払ったのは覚えていましたが、女性が転んだことまでは知りません
副支店長に聞くと「ああそう言えば転んでたね、だけどちょうどあそこ段差があったから勝手にコケただけですよ」と言ってました


彼女は店が終わってから自分の車に乗って自宅近くの夜間救急へ行ったらしいのですが、あれだけ一緒に酒を呑んでいて車で帰ったというのも変な話です


そもそもなぜ副支店長の携帯に電話をしてきたのでしょうか?
私も名刺を渡しているのです
アホらしくて私は無視しました





その翌日の昼過ぎ、また副支店長の携帯に同じ女性から電話が入りました
今度は、足の痛みで出勤できないので休業補償をして欲しい、というものでした
更に、既に病院から診断書も貰っているとのことです


おやおや?随分と用意周到なことで・・・
実はこの女性、かなり太った体形で、しかも体形に似合わないハイヒールを履いていて、更に酒を呑んでいました


私は、手を出してきた彼女の腕を後ろ手に振り払っただけで、押し倒したわけではありません
よしんば私の振り払った手が「転倒」の一因だったとしても、露骨なお金の要求には驚きますね


酒を呑んでハイヒールを履いた巨漢の女性が段差のある床で勝手にコケたのだろうと思いますが、どんどん身勝手な要求がエスカレートしています




更にまた翌日の昼過ぎ、また副支店長の携帯に同じ女性から電話がありました
自分は店のナンバーワンで、怪我で出勤できないため店の売り上げがかなり落ちた、ついては店の売り上げを補償して貰いたい、という内容でした
何だか随分焦っている気もします


そしてこれらはすべて副支店長を通したもので、副支店長は私へちゃんと伝えているのか?と詰問されたそうです


しつこくて怖いオンナ
私があの店にいたのはせいぜい1時間弱でした
コイツからはカネがとれるとでも思われたのでしょうか?



あまりにも下らな過ぎて無視していましたら、その1週間後くらいに会社の電話にその女性から電話が私に直接入ったのです
「あなたのせいで怪我をさせられました、警察に告訴します





お金欲しさにせっついてきて、叶わないとなると刑事告訴というやりかたで圧力をかけてきたわけです
金の要求を無視し続けたら掟破りの意趣返しですか?(恐ろしい)




相手の様子を計りながらヤクザまがいのやり方で金を要求する被害者ビジネス
極めて計画的に幼稚に事を進めて来るえげつなさは大したものです


あの場にいた部長には、同胞意識からなのか一貫して店側、女性側の味方をして「自分で蒔いた種だから自分で処理をしろ?」なんてことまで言われました


しかもこの人、その後も何度かこの店に通ったようです
私は、この人とは疎遠となり最終的に袂を分かちました


副支店長は、さすがに話が変だと気付いており、色々と案じてくれました


私は、これは厄介なことに巻き込まれたぞ、と思い始めました


(続く)

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証券会社時代の事件簿(5)虚偽告訴 序章

NEO

私が証券会社のある関東圏の支店長をしていた3年弱の間に、実に多くの問題、事件が発生しました


今回の話は私自身が巻き込まれた極めて不快な事件の話です



Mさんによる横領事件から約半年後のことでした
関東営業部長が支店に来て、夜一緒に食事に出かけました


当時関東圏には5つの支店があり、関東営業部長はそれぞれの支店を定期的に巡回しており、私たちが業務を終える夜7時か8時頃から支店長や課長らを連れて食事に行くことが多かったのです


今回は、部長と私と副支店長の3人で夜の繁華街に出かけていきました




1件目の店で酒を呑みながら食事を済ませ、部長の希望で3人で韓国人パブに入りました
正直私はこういう店が苦手でいったい何が楽しいのか?などと思ってしまう性質です


一回り年上の部長は実は在日韓国人で、激しい気性の持ち主でトラブルも多かったのですが、同胞の店に行くと話が合うとでも思っていたのでしょう


私は、付き合い程度に様々なパブ・クラブ系の店には行ってますが、敢えて言えば日本人やフィリピン人の店はどこか柔らかいものを感じるのだけど、韓国人やロシア人の店はギスギスしてて非常に窮屈な感じを受けることが多かったのです


結局は、店によるとか人によるとか、かも知れませんが、お客を金ヅルとして見ているような露骨な空気を感じてしまうのは、相性もあったのかも知れません


過去何度も通った店も少ないながらもありますが、そういうところは店も女性も穏やかで落ち着いた雰囲気がありました



さて、今回は部長の希望で新規開拓の韓国人パブです
男3人は奥のテーブル席に案内されましたが、他に客はいませんでした
時間は既に23時を回っていたと思います




席に着いた私たちは、席の向かいに座ったママや女性2人(皆オバサンばかり)とハウスボトルのウィスキーの水割りを一緒に呑みながら、時には女の子がドリンクのカクテルを要望し、しばらくは和気あいあいと、しかしどこか窮屈な雰囲気で様々な話をしていました


そして、話の流れで私が以前関連会社の人に連れられ銀座に飲みに行ったときの話をすると、急にママの機嫌が悪くなり私を攻撃するような言葉を出し始めました


私の銀座の話に何か癇に障る内容があったのかは分かりませんが、その露骨な言動に私も次第に腹が立ってきて「もう帰る」と言って、店を出るために立ち上がりました


席を立ち部長と副支店長を残して店の出口の扉に向かう途中、ひとりの女性が後ろから早く出て行かせようとしたのでしょうか、私の左腕に手をかけたところ、私はそれを振り払い店の扉を出てエレベーターを降りそのままひとりタクシーに乗って帰宅したのです



翌日はいつも通りに出勤しました
副支店長からは前夜、私が帰った後しばらくしてから皆帰ったとだけ報告がありました


ところが、このあと事態はとんでもない方向へと発展していくことになったのです


(続く)

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証券会社時代の事件簿(4)横領事件のその後

NEO

Mさんの横領が発覚しその顛末が明らかとなりました
会社はMさんの持ち株と身元保証人だったMさんの妻の実兄から横領された1,200万余りのお金を回収、事件発覚から約1週間後にMさんを懲戒解雇としました





当時Mさんは40代前半くらいで勤続10年以上でしたが、懲戒解雇のため退職金はありませんでした
Mさんは単身赴任で関東に来ており、四国の自宅には奥さんと3人の子供さんがいました(一番下の子は2歳か3歳だったと思います)


横領の顛末や動機がどうであろうと、Mさん家族はこれからも生きていかなけれななりません




Mさんが懲戒解雇された数日後、私のいる支店に四国にいるMさんの奥さんから電話が入りました


奥さんの実兄が横領されたお金を弁済した直後に、Mさんが行方をくらませたというのです
そして、電話番号の書かれたメモが見つかったので、何か心当たりがあれば教えて欲しいというものでした


私は、奥さんに対しては同情的だったので「調べてみます」と約束をしました



その電話番号は、私のいる支店の近くの不動産屋の電話番号でした
Mさんがその不動産屋を通じてこの周辺にアパートを借りてるなどと言う情報は一つもありません
ただその不動産屋の電話番号の紙切れが一枚あっただけなのです
もし、Mさんがその不動産屋で物件を借りていたのなら、奥さんのためにも居場所を特定してやらねばなるまい、と私は考えました




私は、不動産屋に電話をしてみました
そしてこう言いました


「Mさんという人が単身赴任で最近この周辺の住まいを借りてるはずなのですが、Mさんが急に入院してしまって正確な住所まで分かりません、四国から奥さんが身の回りの物を持って行きたいというので、もし最近Mさんに物件を仲介されたのなら場所を教えて頂けませんか?」


人の良い不動産屋の社長は「それなら分かりますよ、明日で良ければ車で案内します」と言ってくれました


翌日、奥さんが夜行バスでやって来て、一緒に不動産屋へ行くと不動産屋の社長が車を出して後部座席に私たちが座り、Mさんのアパートまで案内してくれました


Mさんの借りたアパートは女性契約社員Uさんの家のすぐ近所でした


社長は先頭に立って私たちを案内し、持ってきた鍵で部屋の扉を開けてくれました


すると、家の中でちょうどトイレに入っていたMさんが音に気付いて、トイレから顔を出したところで奥さんと目が合いました
奥さんはすぐに中に上がり込みMさんと大バトルになったのでした



不動産屋の社長はその様子を見て「騙したね?」と一言私に言ってそそくさと帰って行きました


私は二人を支店まで連れて行き、応接間に入れて二人だけで話し合いをさせました
パーテーションで仕切られただけの応接間から、奥さんが急に大きな声を出したり、泣き声になったり、Mさんが言い訳じみたことを言ったりするのが聞こえてきましたが、しばらくすると二人は頭を下げて帰って行きました


Uさんは、Mさんの横領が発覚する少し前に会社を辞めていましたが、支店の近くを歩いているところを偶然会ったことがあります
ツンとしてこちらに敵意を剥き出しにしているような感じでした




そして他の女性契約社員に聞くと、会社の悪口を触れ回っているとのことでした
盗人猛々しいとはこのことです


私はUさん宛に、今後悪評を触れ回ることがあれば法的措置を講じる等の内容で内容証明を送りつけてやりました


その後、Mさんはタクシーの運転手になったという話を聞きましたが、奥さんとどうなったとか、Uさんとどうなったとか、ほかの話は入ってきませんでした


ただ、世の中には悪い波動がたくさんあふれており、そうしたものに触れてしまうと身を持ち崩すことになってしまいかねないということです

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証券会社時代の事件簿(3)犯罪の陰に女アリ

NEO

証券会社の管理スタッフだったMさんの転勤の後、帳簿と現金が合わないことが発覚し大問題に発展したところまで書きました





Mさんは転勤先に出勤していました
そして関東営業部長による事情聴取に対して、会社のお金を横領したことを素直に認めました


翌日、本社から複数の管理スタッフが私のいる支店に調査目的でやって来ました
更に、社長から私宛に直接電話があり、「必ず回収する」と宣言しました


回収するとは言ってもMさんは1,200万もの現金を持たなかったため、結局、Mさんが入社以来コツコツ買っていた持株会の自社株400万程度と、Mさんが入社した際に身元保証人(連帯保証人)となったMさんの妻の実兄(800万強)に弁済を求めることになりました


当時Mさんは10年以上の社歴の正社員で、途中会社が株式公開したことで保有していた持ち株会の株式の評価がかなり大きくなったのですが、すべてを自力返済することは出来なかったのです


その後Mさんは懲戒解雇となりましたが、刑事告訴は免れました




横領の手口ですが、本社で支店ごとの正確な預金勘定を把握するためにおこなっていたのは、毎月末に法人通帳のコピーをFAXで本社に送信するというものでした


支店で手元の現金残高は減らすよう指導されていましたから、銀行残高と機械(帳簿)残高が一致してればほぼ問題は無いと言えたわけです


しかし、Mさんは発覚を免れるためコピーした通帳の金額に、プリントした数字を重ねて偽装をしていました(銀行には既にない残高をあるように金額を偽装していた)
私も確認しましたが、手作りで偽造した紙を再度コピーすると偽装したことが全く分からないのです


この事件のあと本社は毎月末に銀行から直接残高証明を入手するようになりました




次に、横領の動機ですが、Mさんと女性契約社員のUさんができてたことが発覚しました


Uさんは20代後半のバツイチで子供が一人いて、会社での契約社員の仕事とは別に夜の店でアルバイトをしていたことも分かりました


平たく言えば、Mさんはその女性契約社員Uさんに入れあげて何度もその店にも通ったようです
更に、MさんとUさんは一緒に旅行に行ったりしていたようでした


Mさんは単身赴任で、会社契約のアパートに住んでいましたが、懲戒解雇のあとそのアパートの契約を解除し内見に行ったところ横領の動機につながるようなUさんとの写真や馬券の束等残留物が見つかりました


横領は半年くらいの期間でおこなわれていて、金額も1,200万円という高額であったので、Uさんにもお金が流れていたのでしょう
また、使い込んだお金を何とかするために競馬等につぎ込んだのもかなりあったと想像できます


会社としては横領されたお金をすべて回収し、本人を懲戒解雇したことから、あとは再発防止策を講ずればよかったかもしれませんが、Mさんの奥さんや小さな3人の子供たち、800万以上ものお金を弁済した奥さんの実兄にとってたまったものではありません


そして、Mさん家族の修羅場はこの後再びやって来たのです


(続く)

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証券会社時代の事件簿(2)横領事件

NEO

今から四半世紀も前、私が証券会社で支店長をしていた時のこと、1998年から2001年の頃でした


私も30代も半ばで一番脂が乗っていた時期、既に東京で支店長職ではありましたが、近県で新店舗を出すに当たり初代支店長に抜擢されて就任したのです



着任した支店には営業スタッフ正社員10名弱と契約社員の女性スタッフが10名から15名程度に加えて男性の管理スタッフのMさんが1名いました


新店舗なので着任スタッフはその支店ではみな新メンバーということになりますが、私が業界誌に依頼して新店舗新スタッフという触れ込みで取り上げて頂いたこともありました


しかし、この支店に私がいたのは3年弱でしたが、実に様々な事案や事件が発生したのです





着任して2年近くたった頃だと思います


定期異動の時期となり、管理スタッフのMさんが転勤を命じられ、代わりに他支店から男性スタッフがやって来ることになりました


Mさんは私より少し年上の男性で、四国に妻と3人の小さな子供がいましたので、単身赴任で関東に来ていた方でした


Mさんの仕事は営業スタッフから受けた注文伝票を端末に入力したりする他、経理を主に業務としていましたが、衛生店とは言え一人で管理業務を担ってきたので苦労もあったと思います



ところが、転勤の辞令が発せられてたにもかかわらず、Mさんはその準備?に明け暮れながらなかなか転勤先へ動こうとしません


「後処理等に追われているのだろうな」と思いつつ見てましたが、辞令から2週間たってようやく転勤先へ移動し、代わりに他支店の方が管理スタッフとしてやってきました




そして、その二日後



新しく着任した管理スタッフに「ちょっとよろしいですか?」と朝一番で呼ばれ、重大な報告を受けたのです


管理スタッフ「帳簿残高と現金残高が1,200万円合いません!」
私「えええっ!!」


当時、現金の管理を含む経理は支店長の職務分掌にはなく、管理スタッフの専権事項でしたが、すぐに私は状況を飲み込めました



私は、東京にいる関東営業部長に電話を入れ事情を話し、Mさんがちゃんと会社に来てるかどうか、来てたら拘束もしくは事情聴取を速やかにおこない対応策を考えて下さい、と伝えました


この後、この事件の詳細が明らかになっていきます


(続く)

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