SBI証券にはもっと厳しい処分が必要
SBI証券に対して業務停止命令、業務改善命令が出されました
会社ぐるみでの違法行為(相場操縦)があったわけですが、SBI証券の悪質な体質は今に始まったことではなく、何年も前からその管理体制に根差すものがありました
一時は金融庁の犬となって尻尾を振り、「マネーロンダリングの防止」名目で、個人投資家の個人情報を悪用し、投資の機会を奪うなど散々非道な行為を続けてきました
私はこのSBI証券の様々な対応は「似非コンプライアンス」だと断じています
「金融庁の犬」などとは毒のある言い方ですが、SBIは「優等生」をアピールするために金融庁に忖度し、魔女狩りのような悪質かつ不正な行為を繰り返してきたのは事実です
そういう意味で今回金融庁がSBIに対して行政処分を行ったことは痛快でしかありません
SBI証券は、その悪さをする過程で、自社を正当化するために利用者のログイン情報やIPアドレスを抜くことも平然とおこないますので注意が必要です
実は、私はSBI証券とは20年以上の付き合いがあります
かつてEトレード証券と呼ばれ、ソフトバンクの孫さんと手を組んでいた時代ですから、2001年か2002年くらいだったかもしれません
その間、投資環境の向上に尽力してきた同社の功績は認めますが、未だに改善されない古い体質があることも事実です
SBIのやり方は、ばっと撒き餌を投げて網を張り、ユーザーを一気にすくい上げる営業手法を得意としています(そう、かつての孫さんのやり方です)
しかし実態は、成熟した狭い市場内でのユーザーの奪い合いなのです
そのためSBIは時には金融庁の犬となり、時には金融庁も出し抜き、自社の利益のために自社ユーザーさえも裏切り利用しようとする極めて悪質と言える文化を持っています
ところで先日、NISAでの積立てに関して、システム上のことで知りたいことがあり、サポートに電話しましたが、50回くらい一方的に切られ、やっとつながったと思うと今度は40分も待たされ、聞きたいことは10秒で終了したということがありました
SBIはおそらく、「人手不足」や「問い合わせ時期の混雑」等を言うのでしょうが、実態は「利用者軽視」だと言い切って良い
自分ファーストの北尾さんがトップにいる限り、この自社ファーストな体質は変わらないでしょうが、一部のユーザーやコールセンターで働くスタッフの皆さんが気の毒でならない、というのが私の意見です