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証券会社時代の事件簿(8)悪巧みは通用せず

韓国人パブで店の女性の不快な対応に腹を立て一人帰宅した私でしたが、その後店の女性から「怪我をさせられた」と一方的に主張されお金を要求されました
その要求を無視したところ、警察に被害届を出されたのでした




警察から任意の事情聴取は受けましたが、その後警察は何も言ってきませんでした


相手方弁護士から内容証明は来ましたが、不在通知を受け取っただけでこれを放置、その後何ら接触はありませんでした


想像するに、相手方弁護士も依頼人の話の胡散臭さを感じていたのではないでしょうか?
それでもこちらが弱気な態度で対応するなら「示談金」を引っ張ってやれくらいに考えていたのでしょう


あるいは、刑事での結果を見てから民事での判断をしようという戦術だったのかも知れませんが、相手を動きを見て対応を変える一本筋の入ってない正義感に欠ける弁護士ですね


私の行為には故意も過失もないと考え、私はこの茶番劇にウンザリしており、相手に対しては悪質さを感じていましたので、いかなる名目であろうとお金は出さないと決めていました




こちらの弁護士にとっては、事件の真相などはどうでもよく、おそらく民事で示談を成立させ、その上で刑事告訴を取り下げさせるという陳腐な戦術だったのでしょう


しかしそれでは相手の思うツボ、こんな思考停止の戦術を勝手に進められてしまったら、世の中には金目当ての冤罪や腹いせによる冤罪が溢れかえってしまいます


端から金銭での解決を考えるような軽薄な弁護士には、私も不信感から連絡を取らなくなっていました


しかし、考えてみればこの弁護士に対して私は正式に依頼した覚えはありませんでした
当初、無料相談の範囲で相談しましたが、その後弁護士は前のめりになって警察署へ同行したりしてくれましたが、私は着手金すら払ってなかったのです(請求もされてませんでしたが)




一方、私には起訴には至らないだろうと判断するものがありました


また、会社内での私の立場に大きな変化はありませんでした
今回の件で社内で咎められるようなことはなかったし、業績もそれなりにあげていたことで忖度もあったのかも知れませんが、現場当事者で相手方の味方をしていた関東営業部長との関係は急速に冷え込んでいきました
(その後この人は会社を辞めていきましたが、色々な意味で激動の時代だったのです)



その後、私は別の上席者の希望もあり都内の支店に転勤となりました



さて、「事件」の結末です


まず、「事件」から8か月後に、担当弁護士から「退任したい」という電話が入りました


「退任」って言ったって、何か月も連絡は取ってなかったし、そもそも信頼関係も無くなっていたので今更なんなんでしょうね?


弁護士だの税理士だのと士業をやっている人の中には、杓子定規でワンパターン、想像力も創造力もなく、依頼人の利益を重視できないない人が実際います


普段から「先生」などとおだてられ、甘やかされてるものだから勘違いを起こすのです
だから、自己の我で依頼人を振り回したりするのです
代理人だったら、まずは本人(委任者)のために働いたらどうですか?


「おたくのせいで見当違いの方向へ行ってしまったんですよ」と、私ははっきりと言いました(弁護士は反論もしませんでした)
このことから私は、弁護士というのは「両刃」になりかねないということを実感したのでした



そして、「事件」から9か月後、地検から出頭要請がありました
形式的な10分程度の会話でしたが「起訴の場合は連絡します、連絡がなければ不起訴になります」と最後に伝えられました


当然ですが、検察からその後の連絡はありませんでした
事件性はないと判断されたわけです(当然です)



以上、今から四半世紀も前の話です


当時は、相手の行為は虚偽告訴罪と言わず誣告罪と呼ばれるものでした


今ならおそらく相手の告訴を虚偽に基づくものとして、刑事告訴しただろうと思います


しかし当時は、仕事一辺倒で忙しく災難から免れただけでホッとした自分がいました


今回は刑事でも民事でも終始一貫相手の主張を否定し、一切お金を支払わなかったのは正解でした


世の中にはこうした手法で人を貶め金を得ようとする悪党もいるのです
インチキがまかり通る世の中になってはいけません


(完)

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